最近、仲人という仕事を通して、大きな気付きがありました。
婚活がうまくいかない人を見ていると、
「こうしたらいいのに」
「まずは一度やってみたらいいのに」
と思うことがたくさんあります。
でも、どれだけ道筋を示しても、
行動を変えない人は変えません。
以前の私は、そこ苛立ちを感じていました。
なぜなら、私はこれまでの仕事で《人を育てる側》だったから。
仕事を教える時は、できるようになるまで丁寧に伝え、
相手が成長することに喜びを感じてきました。
だから仲人になってからも、無意識のうちに同じ感覚で
「この人も変われるはず」
「私が何とかしなきゃ」
と思っていたのだと思います。
でも、あることに気付きました。
私が育ててきた人たちは、みんな最初から「覚える気」があったのです。
学ぶ気があるから、教えることに意味があった。
婚活も同じなのかもしれません。
変わる覚悟がある人。
アドバイスを一度試してみようとする人。
そんな人には、私はいくらでも時間も経験も注ぎたい。
でも、変わる気がない人を変えようとすることは、
私の役割ではない。
そう思えた時、肩の力が少し抜けました。
そして、もう一つ気付いたことがあります。
私は、「人を変えること」が好きなのではありません。
学ぶ意欲のある人に、自分が積み重ねてきた知見を伝えること。
それが好きなんです。
だから40代の私は、以前のように全員へ全力投球するのではなく、
「伸びる人を伸ばす」
そんな関わり方をしたいと思うようになりました。
これは冷たくなったわけではありません。
限られた時間とエネルギーを、本当に必要としている人へ届けるということです。
もし、この文章を読んで、
「私も変わりたい。」
「今までの自分から一歩踏み出したい。」
そう思った方がいたら、私はその人と一緒に歩いていきたいと思います。
私は人を変えることができません。
でも、変わろうと決めた人には、
これまでの経験も、失敗も、学びも、惜しみなく伝えていきたい。
それが今の私が見つけた、仲人としての在り方です。